メルカリで稼ぎたい!
初心者でも使いやすく、利用者が多いメルカリで稼ぎたいと考えたことはないでしょうか?
でもどうやってやるの?と、初めは分からないことだらけと思います。
専門のスキルや知識は必要ないので、心配はいりません。
順番に読み進んで実践していけば、誰でもメルカリ中国輸入で稼げるようになります。
今回は、副業でメルカリ中国輸入を開始し、9ヶ月で月収20万円を達成、約1年で月収60万を突破したわたしが初心者向けにやり方を分かりやすく、ていねいに解説します。
これを読むと次のことが分かります。
物販をやってみたいけど、何から始めていいかわからない方、スキマ時間を使って収入減を作っていきたい方、必見です。
メルカリ中国輸入の始め方完全版ですので、ボリュームのある内容になっています。
目次から興味のあるタイトルをクリックすると、すぐにジャンプできますので、知っている項目の飛ばして読みもできます。
前準備:始める前の基礎知識
メルカリ×中国輸入とは
メルカリ中国輸入は、一般的には「物販」といわれる「物を仕入れて販売するビジネス」のうちの一つです。
主に中国のインターネットサイトからノーブランド品を仕入れて、メルカリなどのフリマサイトで販売します。
安価で仕入れて日本の消費者に向けて適切な価格で売る点で、一般的にイメージの良くない「転売」とは異なります。
転売は希少価値のある商品を異常に高い値段で販売するため、迷惑行為や罪に問われるケースがあり、世の中の印象がよくありません。
一方でメルカリ中国輸入は、消費者の欲しがっている商品を適正価格で販売するビジネスモデルですので、それ自体が問題になることはありません。
ステップ
メルカリ中国輸入の基本的な流れは主に以下のステップになります。
- 売れる商品をリサーチ
- 仕入れサイトで同じ商品を見つける
- 代行業者を使って商品を仕入れる
- 到着した商品をメルカリで売る
売れる商品って見つかるの?
代行業者を使うって難しくない?
売れる商品は、ちゃんとした手順でリサーチすれば見つかります。
代行業者は日本語で対応できるので、誰でもかんたんにやり取りができます。
物販ビジネスはやり方が決まっていますので、正しく学んで行動していけば、初心者でも再現よく稼げる副業として人気があります。
取り扱う商品に個性や特色を出せることにも面白味があり、自分の得意を活かすこともできます。
くわしくは、STEP1以降でそれぞれのやり方を図解つきで分かりやすく解説していますので、前準備は飛ばしてそちらより読み進めても大丈夫です。
続いて、始めるにあたっての本質的な考え方を述べていますので、興味のある方はどうぞ。
本質的な考え方
メルカリ中国輸入をすると、「モノを売る」という商売の基本が学べます。
以下に具体例をあげますが、サラリーマンでしたらすでに企業で経験していることも多いのではないでしょうか?
これらを身をもって体系的に学ぶことができます。
この考えは、小売業を本業としていない人や、仕事をしていない人も学んでおいて損はないかと思います。
わたしも本業は研究職ですが、副業によってビジネスの基本を学び、高い視点から自分の仕事を見られるようになりました。
さらに、マーケティングや経理などこれまで知らなかった分野も動画などで学ぶようになり、知識が広がって楽しみが増えました。
始めるのにスキルは不要
物販なんてやったことないから不安…
特にスキルなんて何もないんだけど…
大丈夫です!
特別なビジネススキルや予備知識は、必要ありません。
高額な情報商材も不要です。
この記事の内容を実践すれば利益を出せますし、月5万、10万と増やしていくことも可能です。
ただ、やるからにはやり方の勉強が必要で、コンスタントに利益を上げていくには常に商品リサーチを続ける必要があります。
よく副業の宣伝文句にあるような「スマホで、スキマ時間に、ポチポチやるだけで簡単に」稼げることはありませんので、その点はご注意ください。
その分、やればやるほどノウハウや知識が身に付くので、成果につながりやすい副業であるともいえます。
準備するものは
スマホは、ほとんどの人がお持ちと思いますが、購入者とのやり取りやメルカリの商品ページの手直しなどに使っていきましょう。
パソコンは効率アップのためにあると便利です。
スマホでもできますが、リサーチや画像作成のスピードup、利益計算や在庫管理のためにはパソコンが最適です。
とはいえハイスペックなものは不要ですので、経費をおさえるために5万円以下で買えるものや中古でも十分です。
入送金用の銀行口座、PayPalアカウントは開設しておくと便利です。
とくにPayPalを利用した代行業者への送金が増えますので、開設しておくといいでしょう。
在庫置き場も、ある程度は確保しておきましょう。
メルカリ中国輸入は在庫をもちながらのビジネスになりますので、置き場を確保する必要があります。
規模が大きくなるにつれて在庫も多くなり、場所も必要になってきますので、メルカリを使う練習として家の不用品を売ってスペースと初期資金を確保するのがおススメです。
資金は小額からでも始められますが、数万円程度では大きくするまでに時間がかかりますので、10~20万くらいあった方が軌道に乗るのも早くなります。
すぐに資金がないという方は、アルバイトなどで短期で用意するのもありです。
STEP1:販売する商品を探そう
どこで仕入れてどこで販売する?
中国のインターネットサイトで商品を仕入れて、メルカリなどのフリマサイトで販売します。
Amazonや楽天市場のようなネットショップの、中国版サイトから仕入れるイメージです。
中国のネットショップで主に使用するのは、1688.comとAlibaba.comとタオバオ(淘宝)になります。
いずれもアリババグループ(阿里巴巴集団)が経営しているサイトになりますが、次のような特徴があります。
中国輸入ビジネスの仕入れでは、約8~9割を1688.comから仕入れ、たまにタオバオなどの他サイトを利用していきます。
以降は、1688.comからの仕入れをメインに解説していきます。
超重要!リサーチとは?
リサーチとは「メルカリで売れている商品を探す」ことです。
自分の感覚で、これ売れそう!と思う商品はたいてい失敗します。
メルカリの商品データの中から、中国輸入ができて利益の取れるものを探していきます。
この分析が甘いと、売れない在庫ばかり増えていくことになってしまいます。
逆に、売れる商品さえ見つかれば、あとの工程は雑でも自然と売れていきますので、リサーチはていねいにやるのがコツです。
リサーチは慣れも必要ですので、少しずつでも続けていくことが大切です。
もし売れなくても痛手の小さいように、少量から仕入れて試していくやり方をおススメします。
続いて、リサーチして仕入れるためのポイントを解説していきます。
リサーチのポイント
リサーチで利益を出すために、押さえておくポイントを3つ紹介します。
販売利益は、メルカリで販売して得られる利益のことです。
1ヶ月の販売見込み数は、同じ商品が1ヶ月間に何個売れるか見積ることです。
ライバル出品者とは、同じ商品を扱う他の出品者のことで、何人くらいいるかを見積ります。
例えば販売利益が500円で月に10個売れるものでしたら、1ヶ月の利益見込みは5,000円となります。
このような商品を10個見つけることができれば、月5万円の副業収入を達成できることになります。
利益の見積もり方は別記事でくわしく解説していますので、ここでは販売利益だけで仕入れを決めないことだけ注意してください。
画像付きリサーチ手順
中国輸入商品を見つける
それでは、具体的なリサーチ手順を1688.comの商品ページ画像も加えて解説します。
まず商品の検索をして、中国輸入っぽい商品を見つけていきます。
興味あるジャンルからで良いので、中国輸入の商品かどうか見きわめられるところから始めていきましょう。
結論からいうと、次の3点に当てはまる商品を探していきます。
例えば、以下のような商品は中国輸入商品です。
メルカリで売れている商品と、まったく同じものが中国の仕入れサイトで売られていることが分かります。
利益計算ステップ
上の写真の黒のリュックを取り上げて、1ヶ月の利益計算をしてみましょう。
以下の手順で行います。
より具体的な手法は別記事で解説しますので、もっとくわしく知りたい方はそちらを参考にどうぞ。
ここでは、全体の流れと数字感覚をつかんでいただけたらOKです。
- メルカリでの販売価格チェック
- 1688.comでの仕入れ原価を日本円に換算
- 販売利益を計算
- メルカリで直近1ヶ月間で売れた数を数える
- ライバル出品者数を数える
順番に見ていきましょう。
同じような商品をキーワード検索して絞ると、この商品はメルカリでも多く出品されており、1,280~1,680円で販売されていました。
一方で、1688.comでは440.75円(21.5元)で販売されていました。
これが仕入れ原価になります。
販売利益の計算法
ここで、販売利益を見積ります。
販売利益とは、メルカリ販売価格から仕入原価、代行費用、送料、メルカリ手数料を差し引いたものです。
仕入原価は、1688.comの価格です。
代行費用は、代行業者に対してかかる手数料などの費用です。
送料は、メルカリで売れた後の購入者への発送料です。
メルカリ手数料は、販売時にメルカリへ発生する手数料で、販売金額の10%です。
代行費用は、この段階では正確に出しにくいので、大まかに仕入れ原価の半分と見積もります。
今回は440.75円の半分で、仮に220円としておきます。
送料は、メルカリが提供しているメルカリ便を利用してネコポスの210円とします。
販売価格を仮に1,280円として販売利益を計算していきます。
(販売利益)=(メルカリ販売価格)ー(仕入原価)ー(代行費用)ー(送料)ー(メルカリ手数料)
ですので、1,280-440-220-210-128=282円が、黒のリュックを売ったときの販売利益となります。
ただ、この時点では1ヶ月の販売見込み個数を考えていないので、この利益計算結果だけで仕入れを決めてしまうと危険です。
次に、メルカリで直近1ヶ月間で売れた数とライバル出品者数を出していきます。
検索ワードと「売り切れ」で絞り込んで、出てきた同じ商品の売れた数と出品者数を数えます。
この商品の場合、直近1ヶ月で売れた個数は72個、ライバル出品者は12人でした。
もし、自分がこの商品を取り扱う場合、出品者は12+1の合計13人になります。
72個を13人で分け合う形になりますので、自分が1ヶ月で売れる見込みの数は72÷13=5.54となります。
つまり、1ヶ月で5~6個売れる見込みとなります。
1個あたりの利益は約282円でしたので、見込み個数の5.54をかけ算して、1ヶ月で約1,600円の利益になると分かります。
利益が見込めますので、試しに5個くらい仕入れてみて売れ行きを見てみてもいいでしょう。
似たような商品を、6~7個見つけるだけで副業で月1万は、かんたんに達成可能です。
もっと販売利益が大きいものや、数が売れるものもメルカリではたくさんあります。
そのような商品を見つけることで、少ない商品数で大きい利益を出すこともできますので、たくさんリサーチしてみて下さい。
メルカリで利益を取りやすい、おすすめ商品ジャンルを知りたい方向けに以下の記事で詳細を解説しています。
STEP2:商品を仕入れよう
どうやって商品を仕入れる?
利益の出る中国商品を見つけたら次のステップで実際に商品を手配していきます。
- 仕入れる工場を選定する
- 代行業者に商品を代理購入してもらう
- 日本へ発送依頼をする
まず、どこの工場から仕入れるかを決めます。
1688.comは、楽天市場のように各店が商品をラインナップしているので、同じ商品を異なる店が取り扱っています。
仕入れたい商品に対して取り扱っている店や工場が多数あるので、まずはどこから仕入れるかを決めます。
続いて、代行業者を使って1688.comから商品を購入、日本へ発送してもらいます。
1688.comのような中国のおろし売りサイトでは、一般的に日本から直接購入ができないため、代行業者を通して商品を購入してもらいます。
後に詳しく説明しますが、代行業者は商品の購入から納入、検品、タグ付け、発送に至るまで様々なことをやってくれます。
商品が購入され、問題ないことを確認できれば、発送手配をして日本に商品を送ってもらうことで仕入れ完了です。
それでは、まず仕入れる工場の選定基準を解説します。
良い工場の見分け方
工場の選定基準として見るべきところは以下の3つです。
価格
できるだけ価格の安いところから仕入れるのが物販の基本です。
ですが中国製品の場合、価格だけが安く品質が悪いことが、日本とは比較にならないほど多いのも事実です。
安く仕入れたのはいいが、金具が壊れていた、縫い付けが甘い、電源が入らない、よく分からない部品がくっついている、など商品として売ることができなければ元も子もありません。
そのため、価格は目安にしつつ、そのほかも見て総合的に判断する必要があります。
星の数
じゃあ、価格以外にどうやっていい工場を見分けていったらいいの?
工場のページのレビューを見てみましょう。
星の数で5段階評価がされています。
星が4つ以上を目安に工場を選んでいくといいでしょう。
商品ページを開くと、工場名の下に「综合服务」と書かれ、5つ星が並んでいるところがあります。
日本語に訳すと「総合サービス」であり、星の数は工場全体の評価となります。
経験年数
長く続けてやっている工場というのも、ひとつの目安になります。
商品ページには、星の左側に経営年数が書かれており、目安としては5年以上をおススメします。
中国で数多くの工場がある中、激しい競争を生き抜いて長くやっている工場というのは、それだけ取引実績や信頼があることになります。
工場について判断基準を解説してきましたが、いくら評価が良くても不良品が届く可能性はゼロではありません。
ですので、まずは少量からテスト仕入れをしてみることをおススメします。
同じ商品を10個仕入れる場合、5つずつ別の工場から仕入れてみて実際の商品を見て判断していくというようにすると、自分だけの良い工場リストを作ることもできて、今後の役にも立ちます。
代行業者がやってくれること
1688.comやタオバオなどでの商品の仕入れは、代行業者を通して行います。
これらサイトで購入するには中国の銀行口座を持っていたり、中国語でやり取りをする必要があります。
また、商品によっては個人輸入を受け付けていないものもあります。
そのため、めんどうな支払い手続きなどを含めて、商品を代理で購入してくれる輸入代行業者を利用します。
代行業者がやってくれる業務は、主に次の5つです。
各代行業者によって多少の差はあれど、やってくれる内容はだいたい同じです。
初めての場合は分からないことだらけなので、疑問に思うことはお問い合わせフォームや専用LINEなどを通して、担当者に手っ取り早く聞くことをおススメします。
そうすると、代行業者の対応の良し悪しも知ることができます。
そのほかにも応用編として、以下のような業務をお願いでき、いずれ別の記事で解説していきたいと思います。
代行業者選びのポイント
さまざまな業務をしてくれる代行業者は、中国輸入では欠かせないパートナーです。
これから長く付き合っていくからこそ、いい代行業者を見きわめることも大切で、選ぶときのポイントを解説します。
費用
代行業者の利用には、商品購入代金のほかにも手数料や送料などが発生します。
代表的な手数料は、代行業務に発生する代行手数料で、商品原価の○○%もあれば、月会費制もあります。
初心者が小ロットからお試しで始める場合には、月会費制ではないところをおススメします。
月会費では安くても1万円以上の業者がほとんどですので、仕入れ価格が月20万円以下であれば商品原価割合で依頼する方が安く済む場合が多いです。
ほかにも検品やタグ作成などのオプション費や在庫管理費、送料などがかかります。
一見分かりにくいところに表記されていることもあるので、しっかりとホームページを見るか、直接問い合わせをしてみましょう。
サポート力
中国輸入では代行業者とのやり取りは欠かせません。
そのときに日本語でコミュニケーションが取れることは、こちらの意図や指示が的確に伝わるためにとても重要になります。
とはいえ、日本を相手にしている業者で中国語しか通じないということはほぼないと思いますので、多少日本語の不自然さを感じた場合でも、問題なくやり取りができれば大丈夫です。
スピード感
対応の早さも重要なポイントになります。
こちらからの質問に素早くレスポンスしてくれるところを選びましょう。
一方で、代行業者の使い勝手の良さは実際に使ってみないことには分からないことも多いので、気になるところからお試しで使ってみましょう。
一度使ったらずっと付き合い続けなければならないということは、まったくありません。
いくつか試して自分に合った代行業者を見つけていくことが、メルカリ中国輸入を継続、成功させるためのカギとなります。
これまで解説してきた代行業者を選ぶポイントと、とくにおススメの代行業者をこちらの記事で解説しています。
STEP3:待機中に出品準備をやっておこう
商品発注完了!
あとは待つだけだけど、何かやることってある?
ぜひ、出品準備をしておきましょう。
商品が手元に届いてからすぐに販売できるようにしておくと、時間をムダにせずに済みます。
次のことを準備しておけば商品到着後、実物写真を撮影して加えるだけで出品が可能です。
それでは順番に解説します。
商品のTOP画像作成、クリックされる画像とは?
まずは商品のTOP画像を作成しましょう。
TOP画像とは、メルカリの商品でいちばん最初に表示される画像のことで、購入者はこの画像を見てクリックするかどうかを決めるとても重要な役割があります。
クリックされないことには購入されることもないため、TOP画像を魅力的にしておくことは商品を購入してもらうために手を抜けない作業になります。
それでは、魅力的なTOP画像とはどのようなものでしょうか。
それは購入者が知りたい情報やメリットが伝わるような画像です。
情報やメリットは商品によって異なりますが、一例として以下のようなものがあげられます。
1枚の画像にたくさん盛り込むと見にくくなってしまうので、自分が推せるポイントをアピールしてみましょう。
一例として次のような商品ページを作ってみました。
自分が購入者の立場として考えてみるのも良いですし、他の人の商品ページから学んでマネするのもおススメです。
ただ、他人の画像やページの転載はNGなので、エッセンスを学んで自分なりにアレンジして作ってみてください。
商品説明文作成
商品ページがクリックされた後、より商品の詳細を伝えるための説明文や画像について解説します。
これにより商品の魅力を上手く伝える方法が分かり、売り上げを上げていけます。
どんな説明文を書くと売れるようになるの?
商品のスペックと、購入によるメリットを明らかにしましょう。
人がものを品定めするときは、商品のスペックとそれを購入することによるメリットが明らかであるほど購入しやすくなります。
商品スペックとは商品の情報や機能であり、メリットとは購入することで自分にとってどんな良いことがあるか、というものです。
たとえば、服を買う場合に知りたいスペックとメリットしては、以下のようなものがあげられます。
着用画像やシーン別の活用法を書いたりすると、より効果的に購入者にアピールができます。
また、メルカリでは商品画像を見て説明文はそれほど読まずに購入する方も多いです。
そのため、スペックやメリットは説明文だけでなく、画像でも伝えられるとより販促効果が期待できます。
たとえば、サイズ表や着画などをのせておくのがおススメです。
説明文や画像を前もって作り、下書きに保存しておくと、手元に届いてからスムーズに出品できます。
STEP4:商品が届いたらさっそく出品してみよう
商品到着後にやっておくこと
商品が到着したら、すぐにでも出品したいところですが、その前に次の2点は必ずやっておきましょう。
検品は代行業者にやってもらう場合もありますが、最後には実物を見て自分の目で確かめるようにしておきましょう。
商品によって見るべきポイントは異なりますが、まず共通点としては、
発注した商品が、過不足なく到着しているか確認をします。
到着後しばらくして足りないものが発覚した場合、代行業者に伝えても対応できない場合があります。
次に、商品別に必要な項目をチェックしていきましょう。
例として、汚れやサイズミスはないか、部品が取れていないか、壊れていないか、通電するか、などです。
実物写真は、メルカリの規定で載せることが義務付けられていますので撮影後、1枚目の画像でなくてもいいので忘れずにアップロードしてから出品するようにしましょう。
写真は、余計なものが映り込まない明るい場所で撮りましょう。
色んな角度から撮ったり、ものさしなどの基準になるものと一緒に撮影したりすると、商品の詳細がより購入者に伝わりやすくなります。
出品するときのポイント
実物写真掲載に加え、出品するときのポイントをいくつか解説します。
価格設定
商品販売で、価格設定は重要です。
高いと売れませんし、低いと利益が小さくなって自分の首を絞めることになります。
ここで参考にするのか、リサーチのときに見積った販売価格です。
ざっくりとした利益計算をしたときに、想定販売価格を仮置きしたと思います。
その価格を基準に、もういちど同じ商品をこのタイミングで軽く検索してみましょう。
リサーチ時と販売時では2~4週間ほどタイムラグがありますので、販売時点での価格をチェックしておくと「出品したけど売れない」という事態をさけられます。
ときには、季節が外れたりライバル出品者が増えたりして値崩れしている場合があります。
カテゴリー
カテゴリーとは、メルカリ出品時に設定する商品の種類になります。
こちらもリサーチのときに見た同じ商品を見て確認しましょう。
一方で、少しカテゴリーをずらしてみて売れ行きを確認するという手段も取れます。
たとえば、男性物の服を「メンズ」ではなく「ユニセックス」として出品して女性客も狙って反応を見る、ということも可能ですので1種類にとらわれず、いくつも試してみるのがおススメです。
発送までの日数
出品時には発送までの日数を設定する必要があり、「1~2日」「3~4日」「4~7日」の3つから選択できます。
購入者側からすると早く発送してもらう方がメリットが大きいので「1~2日」の設定をおススメしますが、実態と合っていないと取引の中止や購入者からの信頼を低下になるので、できないのに設定することは止めましょう。
いつもはそんなに早く対応できないけれど「お急ぎの場合は応相談」というように記載しておくだけでも、親切な印象を与えることができます。
STEP5:商品が売れてからの対応もしよう
めでたく商品が売れました!となっても、売り上げが入るまでが物販ですので、しっかり対応していきましょう。
メルカリの使い方にも踏み込む内容で、次の4点を解説していきます。
これを読むことで、良い評価を積み上げてメルカリ中国輸入を長く続けられるようになります。
匿名配送の活用術
小さくて普通郵便で送れるもの以外は、匿名配送であるメルカリ便が安くて使いやすい発送法となることが多いです。
メルカリ便には次のメリットがあります。
デメリットは
最初のうちはメルカリ便を利用する方が、楽・早・安全の3大メリットを受けられると思います。
慣れてきたら、商品の大きさや重量によってより最適な発送法を見つけていくと良いでしょう。
ときどき購入者からお願いされる速達も、以下の記事を読めばバッチリ対応できます。
コメント、キャンセル、返品対応
コメントの中で、とても多いのが値下げ交渉です。
具体的な価格を提案される場合もあれば、いくらまで下げられますか?と聞かれる場合もあります。
商品をどこまで値下げをするかは、売れ行きが良いかどうかで判断しましょう。
売れる商品は値下げをしなくても誰かが買ってくれるので、値下げに応じる必要性は低いです。
一方で売れにくい商品は、赤字覚悟でも売ってしまった方が不良在庫を抱えるよりずっとマシです。
もし商品が売れなくてお困りでしたら、商品が売れない原因ごとに対策を立てて解説したこちらの記事をご参考ください。
キャンセルや返品は理不尽なものではない限り、できるだけ誠実に対応するのをおススメします。
送料負担などを決めて大人の対応をすれば、たとえこちらに非があったとしてもアカウント停止などにはならないでしょう。
心穏やかではいられないやり取りが発生することもありますが、感情に任せてコメントすると事務局から見て出品者が不利になってしまいます。
どうせ1回限りの取引なのですから、冷静に落ち着いて対応しましょう。
返品交換の対応法を例文付きで解説していますので、こちらも参考にどうぞ。このブログ内でも、わかりやすいと評判の記事です。
出品者の信頼を積み上げるために
購入者は、出品者の取引件数や評価内容を気にすることが少なくありません。
つまり信頼を積み上げるためには取引件数を増やし、良い評価を集めることが大切です。
そのために必要な以下のポイントを解説します。
ていねいな言葉づかい
まずは、ていねいな言葉づかいを心がけましょう。
中には非常識な依頼や、もやっとするコメントをされる方もいて、必要以上にイラっとしたり、恐怖を感じることもあるかもしれません。
しかし、いっときの感情に任せて乱暴な言葉でやり取りをしてしまうと、それを見ている他の購入者に悪い印象を与えるので、いいことはありません。
副業とはいえ商売をやっているという意識をもって、お客様として対応していくことをおススメします。
あまりに酷い相手の場合は事務局に通報することもできますので、自分からそっとブロックして事務局に対応してもらいましょう。
期限内の発送
次に、期限以内での発送を厳守しましょう。
購入者は商品が手元に来るのを楽しみに待っており、発送までの日数を見て購入する方も少なくありません。
ちゃんと期限を守って発送することで、信頼できる出品者と認識してもらえるようになります。
やむを得ない事情から期限内に発送が間に合わない場合は、事前に購入者に連絡を取るようにしましょう。
了承が得られていれば、発送が遅くなってもそれが理由で悪い評価を付けられることはほとんどなくなります。
不備のない梱包
梱包も雑であれば購入者からの評価を下げる原因になります。
ガチガチに過剰包装をする必要はありませんが、防水や衝撃吸収は最低限行うようにしましょう。
市販のジップロックやプチプチなどを活用して、輸送中に濡れたり壊れたりするのをできるだけ防ぐようにすると良いでしょう。
評価に対する考え方
ていねいな対応をしても購入者には様々な人がいるので、落ち度がなくても悪い評価をもらうことがあります。
その対策としては「気にしない」が一番です。
理由としては、メルカリの評価は直近の100件までの表示となっている点です。
つまり取引を重ねていくと表面上は悪い評価が消えます。
ですので、それ以降に購入する人は出品者が悪い評価をもらったことを知らずに取引していくことになります。
たまにプロフィールに悪い評価をもらった経緯などを書いている人もいますが、言い訳のように見えてしまうので、何も書かないのがベターです。
どうしても書きたい場合は「悪い評価がありますが、今後は気を付けます」くらいの簡単な意思表明くらいで良いのではないかと思います。
悪い評価をつけられても心静かにいられるよう、その対応と気持ちの整理の仕方を解説しています。
STEP6:発展性もあるよ
メルカリ中国輸入の一連のやり方を解説してきました。
上記通りにコンスタントにやっていけば、月5万円を達成するのは難しくありません。
メルカリ中国輸入から、もっと収益を上げていくための発展形もありますのでご紹介します。
外注化、OEM
外注化は、物販に限らず事業をやっていくうえで必須です。
「人に任せる」というスキルと言っても良いかもしれません。
取り扱い商品数が多くなり、売り上げをさらに伸ばしていこうとすると自分一人の力では足りません。
そこで、任せられる作業はどんどん人に任せていく必要があります。
メルカリ中国輸入で任せられる作業とは、誰がやっても変わらない梱包、発送作業がメインになります。
逆に自分がやるべき作業は物販の成否を握るリサーチです。
任せることで空いた時間を、リサーチにあててさらに収益化できる商品を見つけていきましょう。
任せる相手は身近な家族でも良いですし、ココナラやランサーズのような個人の仕事の依頼をマッチングさせるサービスを利用して見つけることも可能です。
人に任せる場合には、だれがやってもできるためのマニュアル作成が重要になります。
この仕組み作りが上手くいくと、自分の手を離れて自動化されて収益が入るようになります。
ほかプラットフォームへの乗り換え
今回は中国商品をメルカリで販売することを解説してきました。
ここで得られた知識を活用して、新たにほかのプラットフォームへ展開していくこともできます。
メルカリと似たようなものでしたらラクマやヤフオクなどがありますし、海外も視野に入れるとAmazonやebay、Shopeeなどもあります。
各プラットフォームにはそれぞれに合ったやり方がありますので、新たに学びは必要ですが、基本の「売れている商品を探して売る」という方向性は変わりません。
メルカリ中国輸入で基本を理解して上手く回せるようになると、ほかでも通用する実力がついてくるでしょう。
押さえておこう:これだけはやっちゃダメ!
やりながら学ぶことも多いですが、法律や規約違反になるものは、あらかじめ押さえるようにしておきましょう。
輸入してはいけないもの
そもそも関税法で他国からの輸入を禁じているものがあります。
税関のHPにその一覧がありますので、副業を始めるときには一度目を通しておくことをおススメします。
いろいろな禁止項目がある中で、一番気にした方が良いものは「特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品」になるかと思います。
つまり偽ブランド品、コピー品の輸入禁止です。
中国でよく耳にするコピー商品はこの輸入禁止物に該当しますので、絶対に仕入れ、販売をしてはいけません。
ブランドに便乗しなくても利益が出る商品はたくさんありますし、わざわざ危ない橋を渡る必要はありません。
これらは後述しますが、メルカリの出品時でも同様に禁止事項となっています。
脱税
収益が出たら必ず申告するようにしましょう。
副業の場合は、利益が20万円を超えると確定申告の必要があります。
最初は額も小さいから、と利益計算を後回しにしていたらいつの間にか20万を超えていた、なんてこともありえます。
開業届の提出や日々の帳簿付けなど経理的な作業が発生し、面倒に感じるかもしれません。
ですが、簿記3級くらいの知識があれば複式簿記を作成することもできますし、帳簿付けのサービスを利用すれば簡単に記入もできます。
この辺りも実際にやりながら自分に合ったものを見つけていくと良いでしょう。
メルカリの禁止事項
メルカリには禁止されている出品物や行為があります。
ここでは、中国輸入商品や出品時に関係があるものの一例を紹介します。
商品を輸入後に実は売ってはいけないものだった、と判明するのは困りますので、販売禁止商品でないかを、メルカリのHPで確認してから購入するようにしてください。
禁止されている出品物
禁止されている行為
禁止出品物は、偽物はもちろん、偽物かもしれないものが該当します。
また、特定のメーカーが特許を取得しているものも、販売元の許可がない限りNGです。
禁止行為については、無在庫販売が禁止されている点を忘れないようにしましょう。
プラットフォームによっては無在庫販売ができるものもありますが、メルカリでは禁止です。
くわえて、ほかの人が作った画像の無断転載や、メルカリの商品ページを通じて他のサイトにリンクをはる行為も禁止されています。
これらの禁止事項に触れた場合、悪質なものですと一発でアカウント停止になる場合もありますのでくれぐれも注意しましょう。
最後に
長かったですが、メルカリ中国輸入で稼ぐ方法を初心者向けにいちから解説してきました。
メルカリ中国輸入は新しいビジネスではなく、数年前から多くの人が取り組んでいます。
いまさら遅いのではないか、と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
もうやり方が確立されているということは、誰がやっても再現性高くできるということと同じです。
副業で月5万や10万というラインは決して難しくありません。
もっと稼ぎたい人は、市場の大きい別のプラットフォームに移行していくため、強い競合がひしめいていることもありません。
初心者としては一番参入しやすく、戦いやすいフィールドであると思います。
少しでも興味を持った方は、まず小額から始めてみることをおススメします。
副業としてやってみると少なからず新しい発見があり、勉強になります。
自分のやり方次第で収益がどんどん上がる可能性を秘めているのは夢がありますし、上手くいって稼げるようになってくると面白味が増していきます。
また、会社の給与だけではない収入があることで、仕事でもプライベートでも余裕を持つことができます。
仮に自分のスタイルに合っていなかった場合は、止めればいいだけのことです。
ハードル高く考えることなく、副業としての第一歩をメルカリ中国輸入から踏み出してみませんか。
コメント