メルカリはリサーチが9割!利益計算までの具体的7ステップ

中国輸入の始め方

メルカリを使った商品販売は初心者でも始めやすく、サラリーマンの副業としても人気があります。

しかし、どんな商品を仕入れて売ろうかと考えたとき、次のようなお悩みが出てきたことはありませんか?

  • この商品、本当に売れるのか分からない
  • リサーチのやり方をくわしく知りたい
  • 利益の見積もり方が分からない

メルカリ中国輸入を開始して9ヶ月で月収20万達成、1年で月収60万突破した現役の副業サラリーマンが、物販の要であるリサーチの具体的なステップを、実物画像つきで解説していきます。

アリババやタオバオを利用して中国輸入ビジネスを始めたい方、物販に失敗したくない方、必見です。

これを読むと、次のことが分かります。

  • リサーチの根本的な考えが分かります。
  • 仕入れの判断基準と利益計算のくわしいやり方が分かります。
  • 目標月収に合わせて、商品の選定と仕入れる数が分かるようになります。

結論から先に言うと、メルカリで既に売れている商品を探すことがポイントです。

売れそうだな、と感じる商品ではなく、売れている実績のある商品に目を付けるのです。

それではくわしく解説していきます。

リサーチが9割とは

商品リサーチ

そもそもリサーチって何?

物販でのリサーチとは、商品や市場の情報を集めることです。

リサーチした情報をもとに、どの市場でどのような商品を取り扱っていくか、という戦略を立てていきます。

メルカリ中国輸入では「商品リサーチ」が特に重要です。

メルカリを利用している時点で、ある程度のターゲットは絞られていますし、集客や広告も既に行われているからです。

以降は、商品リサーチを「リサーチ」として解説していきます。

売れる商品を探す

初めにもいいましたが、メルカリ中国輸入でのリサーチとは「売れる商品を探す」ことです。

ここで重要なのは、「メルカリで実際に売れている商品を探す」ということです。

メルカリには、すでに売れた商品のデータがたくさん蓄積されていますので、その中から中国輸入ができ、かつ利益の取れる商品を探していきます。

自分の感覚で「これ売れそう」と思って仕入れると、だいたい失敗します。

どうしてリサーチが大切っていわれるの?

売れている商品を見つければ、自動的に売れていくからです。

出品方法や梱包などを、無理してがんばらなくてもよくなるので、とても楽できます。

「売れている商品」=「ニーズがある商品」です。

ニーズの高い商品を見つければ、出品しただけで売れていく状況をつくるのも難しくありません。

ですので、メルカリ中国輸入での成功は、リサーチで9割が決まるともいわれるのです。

とはいえ、リサーチは慣れも必要な面もありますので、最初から仕入れた商品がすべて売れて絶好調!にはならないかと思います。

いまだにわたしも、仕入れたのは良いが売れ行きが良くない・・・という商品を抱えることもあります。

もし売れなくても痛手の小さいように、最初は少量から仕入れて試していくやり方をおススメします。

リサーチのポイント

中国輸入商品を見きわめる

まずリサーチでは、メルカリで売れている中国輸入っぽい商品を見つけます。

中国輸入っぽいってどういうこと?

アリババなどの中国の通販サイトから買える商品のことで、写真に特徴があります。

プロが撮ったような写真が商品画像に使われていれば、中国輸入商品の可能性が高いです。

くわしくはあとで書きますが、メルカリの商品のTOP画像を見て、プロ仕様の感じがしたら、アリババやタオバオで検索してみましょう。

高確率で同じ商品が出てくると思います。

続いて、利益計算に関係するポイントを解説します。

利益計算のポイント3つ

メルカリ中国輸入で利益を上げるためには、1ヶ月で見込まれる利益を見積もる必要があります。

計算に必要なのは次の3つです。

  • 販売利益
  • 1ヶ月の販売数
  • ライバル出品者の数

販売利益は、メルカリで商品販売したときの1個当たりの利益です。

1ヶ月の販売数は、商品が1ヶ月間に何個売れるか見積ることです。

ライバル出品者とは、同じ商品を扱うほかの出品者のことで、何人くらいいるかを見積ります。

たとえば、販売利益が500円で月に10個売れるものでしたら、1ヶ月の利益見込みは5,000円となります。

このような商品を10個見つけられれば、月5万円の副業収入もむずかしくありません。

販売利益

販売利益とは、メルカリ販売価格から仕入原価、代行費用、送料、メルカリ手数料を差し引いたものになります。

仕入原価は、中国サイトで売られている価格です。

代行費用は、代行業者にかかる手数料です。

送料は、メルカリで売れたあとの購入者への発送料です。

メルカリ手数料は、メルカリへ発生する手数料で、販売金額の10%がかかります。

1ヶ月の販売数

1ヶ月の販売数とは、メルカリで商品が1ヶ月のうちに売れる数になります。

具体的なやり方は次で解説しますが、かんたんにいうと、1ヶ月間でメルカリで売り切れになった数を数えます

正確には14日間に売り切れた数を数えて2倍し、1ヶ月の販売数と見積もります。

これはメルカリでは販売完了から14日間が経過すると、商品ページの削除ができるようになることが理由です。

出品者の中には販売履歴を削除している方もいて、正確な数を見積れない可能性があるからです。

ライバル出品者数

どうして利益計算をするのに、ほかの出品者の数が必要なの?

1ヶ月の販売数を、ほかの出品者と取り合っていくかたちになるからです。

1ヶ月で売れると思われる数が、そのまま自分の販売数とはなりません。

売れる商品の数に対して、同じ商品を取り扱っているほかの出品者どうしで、パイを取りに行くかたちとなります。

つまり、1ヶ月で10個売れる商品は、自分以外にライバルが1人しかいなければ、10個を2人で分けるので、自分は5個売れるだろうと考えます。

極端にいうと、1ヶ月で100個売れる商品でも、ライバルが100人以上いれば、1個売るのにも苦労することになります。

具体的には、次のような考え方をするとOKです。

リサーチした商品の販売に自分が参入する場合、ライバル出品者の数+1(自分)で売れる商品を分け合うという考え方になります。

(個人の販売数)=(1ヶ月の販売数)÷(ライバル出品者の数+1(自分))が自分が売れる数です。

販売数だけではなく、ライバル出品者の数もしっかり把握するようにしましょう。

ジャンルも大事

3つのポイント以外に、選択するジャンルも大事になってきます。

メルカリ中国輸入におススメのジャンルをまとめていますので、具体的な商品ジャンルを知りたい方はもちろん、どのようなジャンルが売れるかの考え方に興味がある方にも参考になると思います。

不良在庫を減らすために

物販でいちばん恐れるリスクは、売れない在庫を抱えて、資金が回らなくなっていくことです。

売れない商品を大量に仕入れないための、リサーチ時点でのコツを紹介します。

それは、販売利益が大きいだけで仕入れを決めないことです。

利幅が大きいとそれだけで仕入れたくなりそうですが、商品の回転数を調べることが大事です。

次のポイントを守ることで、不良在庫のリスクを下げることができます。

  • 販売利益の大きさだけで絶対に仕入れを決めない
  • 商品の回転数を割り出す
  • 販売ではライバル出品者とパイを取り合うものと意識付ける
  • 商品ごとの1ヶ月での利益をひとつひとつ見積もる

安易に大量仕入れをして売れない…ということにならないよう、次にリサーチ手順を解説していきます。

具体的なリサーチ手順を画像付きで分かりやすく解説

【STEP 1】中国商品の見分け方

それでは、実際のリサーチ手順を、中国輸入でよく使われる通販サイトの1688.comの画像つきで解説します。

まず商品の検索をして、中国輸入っぽい商品を見つけていきます。

興味あるジャンルからで良いので、中国輸入の商品かどうか見きわめるところから始めていきましょう。

結論からいうと、次の3点から商品を探していきます。

  • プロが撮ったような写真を使っている
  • 新品&未使用
  • ブランド品ではないもの

たとえば、以下のような商品は中国輸入商品です。

メルカリと1688.comの画像を示しますが、全く同じものが売られていることが分かります。

続いて、黒のリュックを例にとって、くわしいリサーチ方法を画像とともに解説します。

【STEP 2】商品の検索方法と絞り込み

パソコンを使った検索結果を示しますが、スマホでも同じことがかんたんにできます。

カテゴリーの「レディース」「バッグ」「リュック/バッグパック」で検索すると、次のような画面が出てきます。

ここで、赤枠で囲った黒のリュックを見ていきましょう。

これは上記の3つのポイント(プロが撮った風の写真、新品&未使用、ノーブランド品)に該当しますので、このような商品を見つけていきましょう。

続いて、以下の項目にチェックを入れます。

  • 新品、未使用
  • 売り切れ
  • 新しい順

順に説明すると、「絞り込み」の「商品状態」の中にある「新品、未使用」にチェックを入れます。

次に同じく「絞り込み」の「販売状況」の中にある「売り切れ」にチェックを入れます。

すると、商品画像の左上に「SOLD」のマークがついたものだけが表示されるようになります。

続いて、右上の「おすすめ順」をクリックして「新しい順」に変更して、新しく売れたものから順に並べるようにします。

ここで、ちらほらと出てくる黒のリュックを、ためしに調べてみましょう。

商品タイトルに使われている単語を使って、この商品がどれほど売れているかリサーチします。

カテゴリーは「レディース/リュック」のまま、検索窓に「キルティング」「大容量」をキーワードに入れました。

すると、売り切れ商品で次のような表示がされます。

同じような商品がある程度売れていそうなことが分かりましたので、以下の点を押さえましょう。

  • 仕入れサイトから仕入れ可能か
  • 利益の取れそうな商品か(この段階ではざっくり)

1688.comのサイトにて同じ商品を検索します。

このとき、画像検索がとても便利です。

メルカリの商品TOP画像を保存し、1688.comの画像検索にアップロードして検索してみましょう。

会員登録は不要です。

検索窓の右端のカメラマークをクリックして、検索したい画像を選択して「開く」をクリックすると、画像検索ができます。

この場合、似ている商品が1688.comの店でたくさん販売されており、中国輸入商品と分かりました

ついでに価格もこの段階で確認しておきます。

商品画像をクリックすると、詳細ページに行きます。

商品価格は赤枠部分に書かれていて、上のオレンジ色の数字が「日本円」、下の数字が「中国元」です。

この記事を書いている2024年2月時点で1元=21円程度ですので、円⇔元の換算もだいたい合っています。

メルカリで1,300円前後で売られている商品は、実は約440円で仕入れていることが分かります。

仕入れ原価(440円)に代行費用や送料が加わるので、(1300―440)円がすべて利益になるわけではありませんが、利益が出そうなことがわかります。

ただ、仕入れ原価と販売価格の差が大きいからといって、安易に仕入れを決めるのはたいへん危険です。

次に、もう少し具体的に利益計算をしていきましょう。

利益の見積もりをしてみよう

1ヶ月の商品利益を見積るステップは以下になります。

このステップを商品ごとに行うことで、目標の月収に合わせて商品の選定と仕入れる数の予想がつくようになります

  • 販売利益の計算
  • 1ヶ月でメルカリで売れた数を数える
  • ライバル出品者を数える
  • 参入時の販売数を計算
  • (販売利益)×(販売数)から1ヶ月の利益を見積る

【STEP 3】販売利益の計算

この商品の販売利益を、先ほど書いた計算法に当てはめます。

仕入原価は、約440円でした。

代行費用はリサーチ段階では正確には出しにくいので、大まかに見積もります

おおよそ仕入れ原価の半分と考えますので、今回は440円の半分で220円と仮置きしておきます。

送料は、メルカリ便を利用してネコポスの210円とします。

販売価格は安全を見て、この段階ではメルカリでの最低価格を仮置きしましょう。

売り切れ商品の中での最低価格として、今回は仮に1,280円として販売利益を計算していきます。

メルカリ手数料は販売価格の10%ですので、1,280円の10%で128円となります。

(販売利益)=(メルカリ販売価格)ー(仕入原価)ー(代行費用)ー(送料)ー(メルカリ手数料)

ですので、1,280-440-220-210-128=282円が黒のリュックを売った際の販売利益となります。

ただ、この時点では1ヶ月の販売見込み個数を考えていないので、この利益計算結果だけで仕入れを決めてしまうと危険です。

ですので、次では1ヶ月で売れた数とライバル出品者から「参入時の販売数」を考えていきましょう

【STEP 4】1ヶ月でメルカリで売れた数を数える

どんなに販売利益が大きく取れそうな商品も、売れなければただの不良在庫です。

そこで、販売数を見積るため、まずはメルカリで1ヶ月で売れた数を数えます。

メルカリの売り切れの商品ページで直近14日間で売れた個数を数え、それを2倍して1ヶ月での売れた個数と考えます

直近14日間には意味があり、メルカリでは取引から2週間が経過した商品は削除が可能になることが理由です。

出品者の中にはこまめに商品ページを削除する人もいて、正確な数を見積もれなくなるからです。

メルカリの商品ページには商品説明の下に最終更新日が記載されるようになっていますので、その日付を見ながら売れた日にちを調べます

先ほど検索したものは「新しい順」になっていますので、各商品ページをさかのぼって14日に近い数字になっているページを探します。

今回の例では赤枠の商品がちょうど14日でしたので、同じ商品でそれより上にある商品の数を数えていきます

合計36個でしたので、1ヶ月ではその2倍して約72個が売れている計算になります。

【STEP 5】ライバル出品者を数える

続いて出品者数を数えます。

商品ページをそれぞれ開いていってもいいですが、時間がかかるのとそれほど正確性を求めないことから商品のTOP画像から判断していく方法をおススメします。

使っている画像やサイズの表記が同じようなものは、同じ出品者が出していると判断します。

判断に迷うものがあった場合だけ商品ページを開いて、出品者名を確認するといいでしょう。

このケースではだいたい12人程度のライバル出品者がいましたので、仮にここに自分が参入した場合の出品者数は、自分をプラスして13人となります。

【STEP 6】参入時の販売数を計算

「1ヶ月でメルカリで売れた数」と「ライバル出品者数」から「販売数」を以下のように計算します。

黒のリュックは1ヶ月で5~6個程度売れる見込みとなりました。

この売れる見込み個数が分かった段階で初めて利益計算ができるので非常に重要です。

販売利益を加えてもうひと計算すれば完了です。

【STEP 7】1ヶ月の利益を見積る

1ヶ月の利益は(販売利益)×(販売数)から計算します。

販売利益は282円、販売数は5.5個と計算できましたので、1ヶ月の利益は282×5.5=1,551円となります。

1ヶ月で1,600円ほどが利益として見込めますので、試しに5個くらい仕入れてみて売れ行きを見てみる、という手法が取れます。

このような利幅の商品は中国輸入ビジネスでとてもメジャーであり、メルカリにはゴロゴロ転がっています。

類似の商品を6~7個見つけることができれば副業で月1万は簡単に達成可能です。

もっと販売利益が大きいものや数が売れるものを見つけることで、1ヶ月の期待利益が大きいものを探し当てることも可能ですのでたくさんリサーチしてみて下さい。

お役立ち情報

ここからは、これまで紹介したリサーチのスピードをもっと速くするためのお役立ち情報を紹介します。

リサーチ倍速ツール

リサーチの流れは分かったけど、めんどうな作業も多いなぁ・・・

大丈夫です!

リサーチのスピードを格段にupしてくれるツールがありますので、ここではかんたんに紹介します。

くわしく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

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おすすめメモ法

リサーチのときには、次の点をメモしておくことをおススメします。

簡単な計算も必要なので、エクセルやスプレッドシートなどの表計算ソフトを活用するとより良く管理しやすくなるでしょう

積み重ねていくことでリサーチの精度が上がり、自分だけのオリジナル利益商品メモはメルカリ中国輸入を続けていくうえで大きな財産になります。

  • リサーチ時期
  • 検索ワード、カテゴリー
  • 商品名
  • 販売最安値
  • 仕入れサイトでの価格
  • ライバル出品者数
  • 1ヶ月の利益見込み

最後に

今回はメルカリ×中国輸入の具体的なリサーチ方法から利益計算までを画像つきでくわしく解説しました。

最初は利益の出る商品を見つけるのに時間がかかることと思いますが、経験を重ねていくとすばやく計算できるようになっていきます。

慣れてきたら月の利益の最低価格を決めて取り組むようにすると、効率的にリサーチすることもできます。

まずは、自分の得意なカテゴリーからリサーチを始めていくと楽しく取り組めていくでしょう

メルカリ中国輸入から会社に依存しない人生の第一歩を踏み出すきっかけにしてみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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