メルカリの速達最強はレターパックプラス!?初めてでも安心、速達のやり方を分かりやすく解説

メルカリのすすめ

メルカリで商品販売していて、速達をお願いされたことはありませんか?

初めての場合だと、どうしていいかわからないことも多いと思います。

  • 速達にしてほしいと言われたけど、どうしたらいいの?
  • 速達はどこから出せばいいの?
  • 速達の断り方を知りたい

いろいろ不安に感じることもあるかもしれませんが、購入者と合意を取りながら、ていねいに対応していけば大丈夫!

今回は、取引実績2000件以上、速達対応も経験済みの筆者が、出品者側の視点からフリマアプリでの速達対応をすぐに使える例文付きで解説していきます。

これを読むと以下のことが分かります。

  • 速達の送り方が分かります。
  • 速達対応する場合の、リスクとメリットが明らかになります。
  • お得な速達方法のレターパックプラスについて解説します。

メルカリで速達をお願いされたら

速達とは

速達は手紙やはがきなどの郵便物や、ゆうメールをスピーディーに送ることができるサービスです。

通常の郵便料金に追加で速達料金を支払うことで、速達として送ることができます。

ただし、ゆうパックやスマートレターなどを速達にすることはできないので注意が必要です。

メルカリなどのフリマアプリでは、商品が早く欲しい購入者が速達をお願いしてくることがあります。

速達に応じるかどうか、迷いをなくすためのリスクとメリットについて解説していきます。

リスクを知ろう

匿名配送できない

メルカリの「メルカリ便」や、ラクマの「かんたんラクマパック」は匿名配送できるため、多くの方が利用していますが、速達には対応していません。

速達する場合は、相手と自分の住所を記載する必要があります。

住所を明らかにしたくない出品者にとっては、抵抗のある発送法となるでしょう。

追加料金がかかる

速達にすると、郵便の基本料金に加え、重さに応じて追加料金が必要になります。

詳しくはあとで書きますが、最低でも+260円の追加料金がかかります。

メルカリでの取引では、追加料金分を上乗せした価格で交渉するのがおススメです。

確実ではない

速達は通常より早く届くのが特徴で、発送元と届け先の郵便番号が分かれば、郵便局の「お届け日数を調べる」から到着日数の目安が分かります。

だいたい調べた日数通りに到着しますが、その時の天候や渋滞、郵便事故などによって遅れることもあります。

ですので、速達といっても、確実に予定通りに届くわけではないことを、購入者に理解してもらうことが重要です。

わたしも北海道までの荷物を速達で出したとき、何らかの理由で航空便に乗らず、陸送になったため、翌日到着の予定が3日かかったことがあります。

事務局に訴えられて損する可能性もある

到着予定日に届かなかったことを理由に、購入者が事務局に訴える可能性もゼロではありません。

配送の問題であって、出品者に非がない場合でも、対応が必要になるケースが出てきます。

商品だけもらわれて、キャンセル扱いにならないよう、予定日に到着しなかった場合の対応を事前に購入者とすり合わせておくことが大切です。

メリットもある

不安をあおることを書きましたが、速達のメリットもありますので紹介します。

手数料を上乗せして売り上げを伸ばす

速達対応するには、通常の発送に加えて、郵便局に行く、切手を買う、その日のうちに発送する、などの手間が増えます。

そこで、速達自体の追加料金に、さらに上乗せした価格を設定することをおススメします。

手間まで含めて、「この金額以上だったら速達してもいいかも」と思える金額を設定すると、気持ちよく対応できるのではないでしょうか。

特にメルカリで物販をしている人にとっては、料金設定によって売り上げを伸ばすこともできます。

わたしの場合は、「速達希望の場合、1,000円追加料金がかかります」としていましたが、それでも年間で20件程度の速達依頼がありました。

丁寧な対応で評価を上げる

「速達対応します」とすると、購入者に対して、お願いに応えてくれそうな丁寧な出品者、という印象を与えることができます。

実際に購入者ごとに対応が必要になるので、手間は増えますが、速達で商品を受け取った出品者はとても喜んでくれます。

  • 迅速に対応して頂いたおかげで、すぐに商品が届きました!
  • 期日までに間に合わないかと思いましたが、この出品者様から購入して良かったです♪
  • 無理なお願いにもかかわらず、丁寧にご対応いただきありがとうございました。

このような評価は出品者の信頼性upにもつながり、新規購入やリピート購入も増えやすくなります。

断ってもOK

紹介したリスクとメリットを比べて、断るのもひとつの手段です。

断るときの例文を示します。

速達を断る例文

コメントいただきありがとうございます。

お問い合わせいただいたところ恐縮ですが、速達対応は致しておりません。

速達でも郵便事故等がゼロではありませんので、到着日の確約ができないことが理由の一つです。

なにとぞご理解いただけましたら幸いです。

次に、断らずに速達を引き受ける場合の注意点を解説していきます。

速達対応で合意しておくこと

速達をする場合には、事前に購入者と合意を取ったうえで発送することが重要になります。

合意を取っておくべきポイントは以下の観点になります。

追加料金がかかる

出品者側が設定した追加料金を、購入者へ明らかにしておくことが大切です。

「速達ご希望の場合、○○円を追加でちょうだいしております」ということを相手に伝えて了承を得ておきましょう。

匿名配送できない

メルカリ便などの匿名配送では、速達はできません。

送り先の住所を教えてもらう必要があることを、購入者へ事前に確認しておきましょう。

確実性はない

速達は通常より早く到着できるとはいえ、郵送状況によりますので、到着日の確約はできません。

確約できるのは、出品者が発送する日時だけです。

次のように伝えるとスムーズです。

速達の注意点の伝え方

本日の発送で翌日到着予定です。

ですが、郵便事故等もゼロではありませんので到着日の確約はできませんこと、あらかじめご了承くださいませ。

本日発送は厳守しますので、よろしくお願い致します。

仮に予定日に到着しなかった場合の対応

予定通りに到着しない可能性もあると合意が取れていたとしても、実際に到着が遅れた場合の対応は考えておいた方が無難です。

遅れたのが出品者の非でない場合、購入者から変な言いがかりをつけられないよう、ケアしておくといいポイントを紹介します。

受け取り評価をすること

商品到着が遅れても、ちゃんと受け取り評価をしてもらいましょう。

ただ、購入者もなぜ遅れたのかは気になるので、郵便局に問い合わせるなどして遅れた理由を伝えられると、よりGOODです。

キャンセルは受け付けられないこと

遅れたことを理由に、商品受け取り後のキャンセルはできないことを伝えておきましょう。

どうしてもキャンセルしたい場合は、返品をしてもらい、商品が出品者の手元に戻ってきたのを確認してから、キャンセルを行います。

返品するなら購入者負担でお願いすること

「商品が遅れて到着したため、不要になった」というような理由での返品の場合は、送料を購入者負担でお願いしましょう。

それでも、速達での発送料金分は出品者側の損になってしまう点には注意が必要です。

メルカリでの返品の仕方や着払いについては、別記事に書いておりますので、そちらも参照ください。

プロフィールに記載しておく

速達に関して購入者に知らせておきたいことは、プロフィールにまとめておくと親切です。

ここではプロフィールに書いておくと、購入者とのやり取りを少なくできるポイントを解説します。

速達対応可アピール

速達対応ができることをアピールしておくと購入者も買いやすくなります。

仕事をしているなどで、対応できる時間や曜日が限られている場合には、そのことも書いておくと、購入者の安心につながります。

追加料金

「速達ご希望の場合、1,000円の追加料金で承ります」というように、追加料金を書いておくと、ムダな金額交渉を減らせます。

サイズや重さによって追加料金の設定を変える場合も、それぞれ書いておくとていねいです。

配送方法に迷う方は、以下のような郵便物発送に便利なスケールを使用するとよいでしょう。

「厚さ測定スケール」、「梱包サイズ早わかりメジャー」、ベストな送り方がひと目でわかる「メルカリ送料早見表」の3点が入っていて、発送のときにとても使いやすいです。

到着日数目安

「本日中の発送で、何も問題なければ、沖縄、離島地域は翌々日、それ以外の地域は翌日到着予定です」というように到着予定日を書いておきます。

確約はできないので「何も問題なければ」の一文もあると、不要なトラブルが避けやすくなります。

速達の送り方

それでは、実際の速達の送り方を解説します。

送り方はとてもかんたんで、荷物の所定の場所に赤線を引いて、通常の郵送+速達分の料金の切手を貼ってポスト投函するだけです。

窓口でも受け付けられており、その場合には赤字で速達のしるしがつけられます。

  • 縦長の郵便物は封筒表面の右側上部、横長の場合は右横部分に赤い線を引く
  • 通常の郵送料金に加えて速達分の追加料金の切手をはる
  • ポスト投函、もしくは窓口で差し出す

速達料金

速達料金は重量によって決まります。

手紙やはがきなどの郵便物の場合は、次の料金表のようになります。

重量速達料金
※基本料金に追加
250gまで+260円
1kgまで+350円
4kgまで+600円

ちなみにゆうメールの場合は、1kgまでの荷物に対して+330円がかかります。

例えば、25g以内の定形郵便を速達で送る場合には、通常料金84円に速達料金が260円かかりますので、84+260=344円となります。

250gを超えて500g以内の定形外郵便(規格内)を速達で送る場合には、同じように計算して390+350=840円となります。

通常の郵便料金については郵便局のサイトから確認できます。

郵便局 | 日本郵便株式会社
手紙・はがき、ゆうパック、レターパックなど郵便・荷物に関する商品・サービスを目的に合わせて探すことができます。

到着日数目安

発送元と届け先の郵便番号が分かれば、郵便局の「お届け日数を調べる」から到着日数の目安が分かります。

なお、ポストであれば回収時間まで、窓口の場合は17時までに出すことで当日受付となります。

お届け日数を調べる | 日本郵便株式会社
ゆうパック、郵便物等のお届けにかかる一般的なお届け日数の目安をお調べいたします。

発送は郵便窓口、ポストから

発送は郵便局の窓口、またはポスト投函のどちらでもOKです。

しかし、コンビニの窓口からは受け付けていないので、注意が必要です。

メルカリ便で速達はできない

さきほども書きましたが、メルカリ便などの匿名配送は速達には対応していません。

住所を開示して送るようにしましょう。

追跡したいなら特定記録(+160円)も追加

速達には追跡や保証はついていません。

ですので、速達が本当に届いたかどうか不安になる場合には、+160円で特定記録をつけるようにしましょう。

さらに中身の保証が必要な場合は、簡易書留にすると+350円で、追跡付きで5万円まで保証してくれます。

ここまで、速達の出し方について解説してきました。

速達は早く到着できるものの、追加料金がかかったり、追跡がついていなかったりして不便なこともあります。

そこで、とても役に立つのが「レターパックプラス」での発送になります。

続いてレターパックプラスについて解説していきます。

速達の救世主、レターパックプラス

出典:郵便局HP

レターパックプラスとは

レターパックプラスは、専用の封筒を購入して、その封筒に商品を入れて発送します。

速達扱い、追跡つき、全国一律料金で発送することができる、大変便利な発送方法です。

わたしも、速達をお願いされたらレターパックプラスと決めて対応していました。

大きさは340mm×248mmのA4サイズで4kgまでの荷物を送ることができます。

次にそのメリットとデメリットを紹介します。

メリット&デメリット

速達扱い

レターパックプラスは速達と同じ扱いで、早く郵便物を届けてくれます。

郵便局のHPにある「お届け日数を調べる」でも、速達とレターパックプラスはほぼ同じ日数となっています。

土日祝日も配送してくれるので、曜日を心配する必要もありません。

追跡付き

専用封筒に追跡番号がついているので、「郵便追跡サービス」の「個別番号検索」に番号を入力すると、郵送状況が分かります。

封筒の追跡番号は、保管用シールとしてはがれるようになっており、シールをはがしてから投函もしくは窓口差出を行います。

料金一律520円

料金は全国一律520円です。

普通郵便の場合、荷物の大きさによっては速達などのオプションをつけると高額になる場合があります。

ですが、レターパックプラスは追跡つき速達扱いで、料金は一律520円のサービスになっています。

厚み制限なし

レターパックプラスは専用封筒に入って封ができれば、厚みは関係ありません。

メルカリでは配送料を安くするために、荷物の厚みを3cm以内におさめるなどの工夫が必要ですが、そのようなケアは無用という、ありがたい郵送法です。

ポスト投函も可能

ポストの投函口に入る大きさ、厚みであれば、わざわざ郵便局の窓口に行かなくても、ポスト投函でも受け付けてもらえます。

ここまでレターパックプラスのメリットについて紹介してきましたが、以下の3点には注意が必要です。

確実性はない

速達と同じで早く郵送されますが、交通状況などによりますので、到着日の確実性はありません。

専用封筒に入る大きさに限定

レターパックプラスで送れるのは、専用封筒に入る大きさに限定されます。

大きさは340mm×248mmのA4サイズで、厚みに関係なく、封ができればOKです。

重さは4kgまで対応しています。

より大きい商品の場合は、さきほど解説した速達で送ることになります。

手渡し必要

受け取りの際は、ポスト投函はされず、対面での受け取りが必要になります。

そのため、到着予定日には受け取り相手に、家にいてもらわなければなりません。

送り方

送り方はとても簡単です。

  • 専用封筒購入
  • あて名書き(手書きでも、サイトからDL)
  • 封をし、保管用シールをはがして投函or窓口受付

専用封筒は赤がメインのこちらの封筒です。

よく似ている青がメインのレターパックライトがありますが、こちらは速達ではなく、厚みにも制限があって、レターパックプラスとは違いますのでご注意ください。

出典:郵便局HP

続いて、あて名を書きます。

手書きでも、あて名書きサイトを利用して印刷したものでも、どちらでもOKです。

登録不要、無料で利用できる、あて名書きサイトはこちらです。

様々なテンプレートから選んで宛名ラベルを作成・印刷! - labelmake.jp
レターパックライト・プラス,スマートレター,各種封筒,名札,ハガキなど様々なテンプレートから選んで宛名ラベルを作成できます!

最後に、追跡番号が書かれている保管用シールをはがしてポスト投函、もしくは窓口差出をすれば完了です。

よりお得なレターパックプラスの使い方

レターパックプラスがいいというけれど、具体的にどういうときにおトクになるの?

普通郵便に速達と追跡の両方をつける場合には、レターパックプラスの方がお得になります。

定形と定形外郵便に速達や追跡をつけた場合の料金計算を、具体的にシミュレーションして考えていきます。

普通郵便+速達のケース

速達のみで、追跡がつかない場合を考えます。

結論からいうと、定形外郵便のうち250gをこえる規格内、100gをこえる規格外の荷物ではレターパックプラスの方がお得に送ることができます。

定形郵便は最大で50gまでの郵便物に94円で対応しているので、94+260=254円になります。

定形外郵便は長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内におさまる規格内の場合は、250gまでの荷物で、250+260=510円になります。

定形外郵便の規格外の場合は、100g以内で220+260=480円、150g以内で300+260=560円となります。

普通郵便+速達+特定記録のケース

特定記録は+160円で追跡がつけられるサービスです。

速達+追跡という、レターパックプラスと同じ条件になります。

こちらも結論からいいますと、定形外郵便になる場合は、すべてレターパックプラスの方がお得に送ることができます。

定形郵便は最大で、94+260+160=514円になります。

定形外郵便は最小荷物でも通常料金が120円かかるので、120+260+160=540円になります。

注意点

注意点は、さきほども書きましたが、到着日には家にいて受け取ってもらうことです。

通常の郵便物と一緒で、再配達も依頼できますが、なるべくスムーズに完了するため、到着予定日を伝えて、対面で受け取ってもらうようにしましょう。

最後に

今回は、メルカリでの速達対応とレターパックプラスの活用法について解説してきました。

頻繁にお願いされるわけではない分、いざ依頼されると対応の仕方に困る速達。

スピーディーに届けてくれますが、100%の確実性はないことなどのリスクを理解して、購入者とていねいに合意をとっていけば、怖いことはありません。

商品サイズによっては、とてもお得なレターパックプラスも利用しながら、速達対応もマスターして利益upをしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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