検品ミスに気づいてしまった、どう対応したらいいの?
こんなお悩みはありませんか?
商品が購入者の手元に届き、初めて気づくというシーンを経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
この記事では、検品ミスが発生した後に起こるさまざまなシナリオについて、どう対処すべきかを具体的に解説します。
失敗から学び、円滑な取引を進めるためのヒントをご提供しますので、ぜひ最後までご覧ください。
発送前に検品ミスが見つかったら
まずは購入者に謝罪
検品ミスが見つかったら、まずは速やかに購入者に謝罪することが重要です。
誠実な姿勢を示し、信頼関係を損なわないようにしましょう。
購入者に対する謝罪は、トラブル解決に向けた第一歩です。
検品ミスの内容説明
検品ミスの種類には次のようなものがあります。
謝罪のあとは検品ミスの内容を伝えましょう。
また、言葉の説明だけでは難しい場合は、写真で示すのも有効です。
ただし、購入後の場合は写真のやり取りはできないので、新たに商品ページを作成して写真を載せるようにするといいでしょう。
値下げ交渉
購入者へ確認を取るときは、こちらから少し値下げしますという意思を示すと、少々不具合があっても購入してくれやすくなります。
キャンセル
購入者が検品ミスの内容や値下げを受け入れられない場合にはキャンセルをお願いしましょう。
発送後の検品ミス対応
真摯に謝罪
発送後の場合は、購入者から連絡がきて検品ミスが発覚する場合が多いです。
購入者の感情が高ぶっている可能性もありますので、まずはこちらのミスを謝って非を認めるとともに、落ち着いてもらうように心がけましょう。
そのあとは、個別に対応を考えていきます。
次の3つの対応のうち、「返品」から順に解説していきます。
- 返品
- 交換
- キャンセル
利益で返品の判断
返品してもらうか、商品を手放すかの2択があります。
どちらにするかは、商品を再出品したときに利益が出るかどうかで判断するといいでしょう。
返品するには着払いの送料を負担する必要があります。
返送料を払って、商品を受け取り、訳あり品で出品して利益が出るなら返品してもらう方がいいでしょう。
一方で、商品価格が安く、返品するとかえってお金がかかる場合には、返品は諦めて購入者に渡してしまうのも手です。
返品にかかる送料については詳しく解説している記事がありますので、そちらをご参考ください。
また、返品の場合には匿名配送はできず、住所の開示が必要な点にも注意が必要です。
交換対応
中国輸入品などを取り扱っていて、商品に替えがある場合には、商品を再送します。
再送の場合は次の2通りのやり方があります。
- 新たに出品
- 進行中の取引で再送
進行中の取引内で再送する場合には、匿名配送は使えませんので、住所を教えてもらう必要があります。
キャンセル
交換するものがない場合は、キャンセルすることになります。
返品せずにキャンセルする場合は、購入者との合意のうえ、すぐにキャンセルすることもできます。
一方で返品してもらう場合には、商品が自分の手元に返ってきたのを確認してからキャンセルするようにします。
検品ミスを減らすために
検品はすみずみまで
検品を行う際には、商品全体をていねいにチェックすることが重要です。
とくに目に見えにくい部分や小さな傷なども、見逃さずに確認しましょう。
光を当てたり、広い場所で全体を広げたりして細部まで確認することで、検品ミスを減らすことができます。
保管状態をしっかり
出品前の保管状態を良好に保っておくのも重要です。
商品に汚れや傷がつかないよう、適切な場所に保管しましょう。
湿気のたまらない場所、人の出入りが少ない場所、商品が落ちたりして壊れない場所などを選ぶのがおススメです。
特に多くの出品物を扱う場合は、保管場所を整理し、商品の特性に応じて保管することが大切です。
梱包は丁寧に
商品を発送する際の梱包作業も検品の一環として考えましょう。
雑な梱包で商品が壊れることもあり得ます。
適切な包装材料を使用し、商品が運搬中に移動や衝撃から守られるように気を配りましょう。
また、梱包時にもう一度商品をチェックすることで、最終的な検品漏れを防ぐことができます。
Q&A
お詫びの品って必要?
お詫びの品は不要です。
気持ちの問題なので、出品者として気が済まない場合は、お詫びの品をつけて送ってもいいとは思います。
ですが、すでにメルカリ上のやり取りでていねいな対応をしていると思いますので、あまり重たく考えなくても大丈夫です。
悪い評価にならない?
検品ミスをしたからといって、すぐに悪い評価に結びつくわけではありません。
ミス発覚後の対応によっていくらでも挽回できます。
筆者も購入者さんからの指摘で検品ミスに気づいたことが何回かありますが、それが原因で悪い評価をもらったことはいちどもありません。
まずはていねいに謝罪し、誠実に対応していけば分かってくださる方が多いので、たとえミスをしたとしても焦らず対応していきましょう。
評価についての考え方についても解説していますので、よかったら参考にしてください。
検品ミスに気付かないフリして送ってもいい?
「まぁ、ちょっとした汚れだし、受け取った側が見つけなければOKだよね」
こういう気持ちもあると思いますが、おススメはしません。
知らぬフリして売るようなことが続くと、出品者としての信頼は下がっていきます。
面倒かもしれませんが、誠実に対応することで評価が積み重なり、リピーター獲得などにつながっていきます。
最後に
メルカリでの取引において、検品ミスは避けられないリスクですが、適切な対応を取ることで問題を乗り越えることができます。
本記事では、検品ミスが発生した際の具体的な対処法や、購入者との円滑なコミュニケーションの重要性について述べました。
失敗を恐れず、迅速かつ誠実に対応することが、出品者としての信頼を築く第一歩です。
次回の取引に向けて、この知恵を活かし、より良い経験を共有できることを願っています。
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